文系人間がデータサイエンティストを目指すブログ

中学で数学をあきらめた超文系人間が、大学院に進学し、データサイエンティストを目指すという無謀なブログです。

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データサイエンティストに数学は不要!?んなことあるか××!問題

  • 前説

仰々しいタイトルのブログのくせに、いきなり恐縮であるが、

私は、日本史の成績だけはよかった。

日本史の成績だけで大学合格したと言っても過言ではない。

 

なぜ日本史の成績が良かったのか?

 

それは日本史が流れの学問だからであり、

体感しやすい学問だからだと思っている。

 

受験では「単語知識の有無」が問われるが、

単語を覚えようと思うと「流れ」を把握しないといけない。

そういう意味で理屈っぽい私とも相性がいい。

 

話がそれて恐縮だが、

小学校の頃、社会の授業で遠足の感想文が宿題に出たことがあった。

遠足先は、世界遺産になる前のまだピュアな状態の仁徳天皇陵古墳だったと思う。

 

他のクラスメイトが、

「大きかったー」とか、「緑が多かったー」とか書いているなか、

私だけは、

「なぜあの大きな盛り土が仁徳天皇の墓だとわかるのか?ガイドの方は『書物に書いてあるからだ』と述べていたが、その書物の著者が大ぼら吹きで虚偽事項を書いていたらどうするのか?」などと、間違えた方向のピュアな作文を書いた。

 

放課後、私は先生に呼び出された。1時間後に母親も呼び出された。

 

さらに話をそらす。

同じく小学校の道徳の授業で、「こころ」について考える作文が宿題に出た。

他のクラスメイトは「友達を大切にする」「いじめはだめ」と書いていた。

 

私は「こころ」というものがいまいち理解できなかった。

私の氏名がつけられている私の肉体は、戦隊モノのクライマックスで巨大化した敵をやっつけるロボットのようなものだとするなら、そのロボットを操っているヒーローたちが、「私のこころ」に該当するのだろうか?ちょっと待てよ、じゃあ輪廻転生があったとして、今の肉体が滅んだら「私のこころ」は今の氏名の「こころ」ではなくなってしまう。じゃあこの肉体のなかにある「こころ」って何だ?誰のものだ?

などと考えていたら、大混乱に陥った。

 

宿題は白紙で出した。放課後、先生に呼び出された。先生にかけなかった理由を述べた。先生が2人に増えた。みんな心配そうに私をみていた。

 

前説ここまで。

 

 

  • 数式に苦しむ私

大学院に入学し、講義が始まって約一か月。

数式がもりもり出てくる。見たことない記号もたくさん出てくる。

Σ記号を見て、「スティックパンの袋閉じるやつ!?」などと思っていた自分を微笑ましく思う。

 

・指数が負の値!?

・eって何?expって何?

・Πが出てきたけど、3.14じゃないの!?

・なぜわざわざ対数にするの?

・偏微分ってなんぞや?

 

数学の知識が中学生で止まっている私は、「文系だからぁ~」と言い訳していたが、

同級生の文系出身の方々は、ちゃんと数式を理解しているし、計算もしている。

文系だから数学ができないのではない。私が数学をサボってきただけである。

 

  • まだ使いこなせていないが、数学はデータ分析には必要だと思う派

大学院入学前に死ぬほど聞いた言葉

「分析は簡単にツールがやってくれるので、文系の方でも使えます!」

たぶんこの営業は数学のことを理解していない。 

 

Tableauでいくらきれいなダッシュボード作っても、それは単なる可視化である。

 

・微分を理解せずに、どうやってニューラルネットワークの評価をするのか?

・微分や対数を理解せずに、どう変数を推定・評価するのか?

・ビジネス効果を最大化するのに、ロジスティック回帰分析の分類の仕組みを理解する必要はないのか?

etc........

 

とりあえず、線形代数、指数対数、微分積分をあたりはある程度わかっていないと、いくらツールを使いこなせていても、素人童〇的なポジションにしかなれないと思う。

 

データという素材を安全に料理するためには、数学という「道具」は絶対必要だというのが、現時点での私の考えである。

 

もちろん、数学を「どの程度」使いこなす必要があるかは、目指すところによると思う。

 

仮にも「データサイエンティスト」を名乗るなら、「数学不要論」は唱えないでほしいな、と思う。

 

※「文系でも年収1000万!」と「未経験から月収50万プログラマーに!」に非常に似たものを感じる。広告のモデルさんは笑ってるが、現実世界では笑ってる場合ではないわな・・・・

 

結局、日本語だけで複雑な事象を表現しようとすると、「前説」のようにぐちゃぐちゃ&解釈分かれるようになっちゃうから、数式という道具を用いて表現し、万人で意識を合わせようね、というのが現時点での数学への理解でございます

 

  • 現状

相変わらずコードを描くのは写経中心だし、息を吸うように操れるのはSQLだけだ。

今週は写経コードでエラーを出しまくり、Google colaboratoryをクラッシュさせてしまった。

うまくなりたいことはたくさんあるが時間がない。

にも関わらず、このようにブログを書いているのは、単なる現実逃避である。 

 

 ※講義で「わからないことがわからない」状態から、「わからないところがどこかわかる」まで絞り込んで下記2冊を読んだら、講義内容への理解度が少しだけ上がったでござる。

 

統計学が最強の学問である[数学編]――データ分析と機械学習のための新しい教科書
 

 

 

多賀大社に参拝した話

何を隠そう私は宗教に関心がある人間である。

しかしながら、公然と宗教好きとは言いにくい。

よく訓練された不自然な笑顔のご婦人に、土曜日の朝から家のインターホンを鳴らされたり、選挙前になると音信不通だった義務教育時代の同級生から電話がかかってきたりするような事態は避けたいのである。

元々対人コミニュケーションに難がある人間であるが故、ご容赦いただきたい。

私は単に宗教というものが、数百年から数千年にわたり人々に信仰される理由が何なのか?と少ない好奇心から知りたいだけなのである。

 

前置きが長くなったが、彦根に居住して1ヵ月、生活にも幾分か余裕が生まれ、出かけてみたいと言う強烈な欲望に襲われることとなった。

 

幸いにして、滋賀県は緊急事態宣言も解除されたしぃーと思い、以前から興味のあった多賀大社を訪れることにした。もちろん3密は避けし、壇蜜女史は近頃とんと見ないが元気なのだろうか。

 

多賀大社は、伊勢神宮内宮に祀られている天照大神のご両親である伊邪那岐尊・伊弉冉尊を祀っている。伊勢神宮に(生活するために)お世話になっている身分としては、ご両親にご挨拶に伺わないのは、不忠もいいところである。

 

www.tagataisya.or.jp

 

 

 

さて実際に参拝するにあたり、自転車で行くか、電車で行くかと言う選択を迫られた。

当初は自転車で行こうと思ったが、暑いし坂道もわからないしぃ・・・・という怠惰な理由と、乗り鉄の端くれとして近江鉄道に乗ってみたいという静かな欲望が芽生えたため、結論としては電車で行くことにした。

 

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近江鉄道の車両は西武鉄道からのお下がりと言う情報は事前に仕入れていたのだが、実際に目の当たりにしてみると、年金受給開始年齢が後ろ倒しになったため、定年後もしぶしぶ再雇用を希望せざるを得ず、しぶしぶ働かされているサラリーマン見る気がして何とも言えない気分になった

 

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多賀大社最寄りの多賀大社前駅は、駅舎こそしっかりしているが無人駅であり、社会情勢もあってか、どことなく寂しい雰囲気だった。

 

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鳥居には何とも言えない厳かさを感じてしまう

 

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駅を出て5分程度で街道にでる。

 

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この道幅と曲くねり具合に不覚にもニヤニヤしてしまう。己が平均的な日本人より街道好きだとおもう瞬間でもある。

 

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もし宝くじが当たったら、迷わず街道沿いの空き物件を買ってしまうだろうな、と思いつつ通り過ぎる

 

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このように人工的に、っぽくさられた街道にはあまり魅力を感じない

 

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本稿には全く関係ないが、この付近でロジスティック関数の分母に対する疑問が解けたことを付け加えておく。確率が0.5を下回るのにはxがマイナスの値を取らなければいけないが、はてはてどうするのであったっけという状態が標準化と言う単語が浮かんだことにより、解決の糸口になり、喜びがトッピングされ、より一層ニヤニヤしてしまった。

 

 

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文末に「・・・・」をつけるのは私もよくやってしまうのだが、これはひとえに自分への自信のなさからである。

ただ、店の売りにする以上は、もっと自信もたなアカンのではないかな・・・・・

 

 

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いよいよ到着である。

 

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真ん中にあるのは太鼓橋と言う。

太閤橋とも呼ばれるらしい。

住吉大社の太鼓橋に見慣れた人間としてはなんとも言えない気分になる

 

なお、境内は予想よりもコンパクトである。

 

 

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神社と言えばやはり森である。

天然パーマであるがゆえ、人の10倍は湿度に敏感なのであるが、神域の森には居心地良さを感じてしまう。

 

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0.1トンの人が10人集まればこの橋は落ちるのかと、今まで出会ったふくよかな人たちを思い浮かべてしまった。

 

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病気が治癒したからよかったものの、もし万が一大政所様が治癒しなかったら一族郎党皆殺しにされたのだろうか。

 

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何とも言えない表情の犬。

生理的な羞恥心からこの表情になったんだろうなと早合点していたが、看板の意図を鑑みると道徳的羞恥心から来る表情なのであろう。

 

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コロナさんが来る前はもっとインターナショナルな地域だったのかもしれないなと思った。

 

1時間もあればゆっくりと参拝できてしまうが、電車が1時間に1本しかないため1時間半も滞在してしまった。ただ参詣道にはええかんじの店がたくさんあるので、1時間半と言う時間は本来であればちょうどいい時間帯なのかもしれない。

 

なお近江鉄道はよく揺れるが、田んぼの中を走ったりしているので、撮り鉄には格好のオカズなのかもしれない

 

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近江鉄道はICカードが使えず、久しぶりに係員さんに切符を渡すと言う体験をし、非常に緊張したことを最後に申し添えて、本稿の締めとしたい。

大学院に進学します

気づけば前回の更新から1年以上経っているのですね。

 

日々思っていることは、ほぼ日手帳に書き込んではいるのですが、

 

ここ1年は、「やるべきこと」に追われて、なかなかいろいろなことを考える時間がなかったのです。

 

辛いこと、嬉しいこと、腹が立つこと、

 

齢36にもなれば、ある程度免疫ができてくるのですが、

 

それでも、心が動く出来事がたくさんあった1年でした。

 

そんななか、改めて思うのは、

 

「人間って本質的にはなかなか変わらんなー」ってこと。

 

人生って直線ではないものの、間違いなく連続しているな、と思わされた1年でした。

 

で、4月から大学院の修士課程に行くことになりました。

 

改めて断っておくと、自分の実力ではありません。所属している会社の力です。

 

元々、定性的な事項の法則性なり、ラベリングをするのは好きだったのですが、ここ3年で、定量的に可視化できる技術を身に付けたことで、今回の大学院の修士課程に派遣する話になりました。

 

・自分の実力ではないこと。

(学部は私立の文系専願だったので、畑違い、いわゆる理転になります。)

 

・現行の仕事を抜けることによって、後輩たちに迷惑をかけること。

(それ以上に後輩の成長スピードが早くて、抜かれてしまうという焦りがあるのですが)

 

・進学準備のため、チームメンバーに負担をかけていること。

 

・家族と平日は離れ離れになること、

 

等、いろいろな懸念があって、なかなか前向きになれなかったのですが、せっかくの貴重な機会なので、無理やりにでも進まなきゃな、と思う次第です。

 

「定量と定性を繋ぐ」というのが、多分私のライフワークになるのかな?

 

その割には定性に関する学問を全く積んでいないのが悩みだが・・・・

 

いずれにせよ、これまでもこれからも、

「データサイエンティスト」と呼ばれるのは大嫌いです 笑

 

※何を学ぶか?は以下の本から察しれくだされ。 

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

会社を変える分析の力 (講談社現代新書)

  • 作者:河本 薫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/07/18
  • メディア: 新書
 

 

 

データサイエンス入門 (岩波新書)

データサイエンス入門 (岩波新書)

  • 作者:竹村 彰通
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/04/21
  • メディア: 新書
 

 

ところで、最近のニュースなどを見ていると、

・定性な世界と定量な世界の分断、溝の深さに絶望的な気分になりそうです・・・

 

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ひこにゃん

 

最初見たとき、メデューサに石にされてしまったのかと思ったぜ・・・

自分を諦めること、自分を諦めないこと

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ちょっと物騒なタイトル

「仕事とは何か?」と聞かれた。

僕は「付加価値を生むことです」と答えた。

 

「それでは、手続や調整や管理は仕事じゃないというのか?」と凄まれた。

僕は「それは仕事ではなく作業だと思います」と答えた。

 

偉そうなことを言っても所詮雇われの身である。自分の評価を自分で決めることは出来ない。

 

大企業に勤めている。中途採用はなく人間関係は濃厚である。同質性は限りなく高い。

 

仕事はトップをはじめとする上位マネジメント層から与えられるものであり、与えられた仕事をそつなく「こなす」人が出世する。

 

自由奔放に生きてきて、ルーティンワークや人間関係が苦手な僕は、適応するのに苦しみ、早々に心身を壊し、子会社に出向になった。

 

それが逆に幸いしたのかも知れない。同質化のプレッシャーから解放され、比較的自由にいろんなことをさせてもらえた。

今している仕事は、自分が「面白い」と思って取り組んだものが、社外から評価され、正式に「業務」として認められたものだ。

 

ただ、今に到るまでにかなりの紆余曲折があった。

悔し涙を何回も流した。

 

もともと「人と違うこと」を夢想することは得意だったし、好きだった。

なかなか周囲に理解されない苦しみはあったけど。

 

「人と違うアイディア」を話しても、周囲にはほとんど理解されなかった。理解されないどころか叱責されることもあった。「遊んでる時間があれば仕事をしろ」「○○大を卒業した**さんでも無理だったのに、××大卒業のお前には絶対に無理だ」

 

悔しかった。ただ、アイディアを出すことは諦めなかった。そういう僕の姿を見るに見かねて、先輩がとある技術を教えてくれた。「これからは君が考えるようなアイディアが必要になる」との言葉を添えて。

僕は「人と違う」アイディアを具現化、可視化する技術があることを知った。

 

もともと興味がある分野で、面白かったので、少しの努力でその技術を身につけることができた。

 

アイディアを具現化した成果物は僕の「自己表現」と言っても過言ではなかった。

 

相変わらず社内の評価は芳しくなかったが、逆に「いつか認めさせてやる」という意地のようなものがガソリンになった。次から次へとアイディアを具現化することに夢中になった。

 

そんなある日、成果物を「社外」で披露する機会があった。「社外」の人から面白がってもらえた。嬉しかった。

 

社外で評価された、という話を聞きつけて、社内からも次々と仕事をもらえるようになった。「自分のアイディアが社会の役にたっている」というのが嬉しかった。時間が経つのも忘れて仕事に没頭した。

 

そんなある日、異変に気づいた。

 

自分の成果物のクレジットが僕以外のものに書き換えられていた。色々と調べていくうちに、生み出した成果物が社内政治に利用されていることを知った。もともとそういうのに疎いのもあったし、成果物を生み出すに夢中で気づかなかった。

 

成果物が自分の想いとは異なる意図で表現されていた。

自分の中で何かが折れた。モチベーションが急速にしぼんでいった。

 

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ある人に「Aについてどう思う?」と聞かれたとき、

僕は「この人は、Aのa,b,c,d,e,fのどの要素を知りたいのだろう?」と考え込んでしまう。

即答できないことが質問者にとって愚鈍に見えてしまい、苛立たせてしまうのだろう。

高学歴の「秀才」が多い文化においては「早く正確に」答えを出すのが良いとされるのだから。

 

「アタマが悪い」「自己評価が高すぎる。分際を知れ」「わかりやすく説明しろ」「なんでそれをやるの?目的は何?」ずっと言われ続けた。

自分は大したことのない人間だ。凡人だ。アタマのいいあの人たちが言うんだからきっとそうだ。卑屈なわけではなく、自分が傷つかないために、そう信じることにしてきた。

 

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この本を読んだとき、登場人物たちの気持ちが痛いほどわかった。

Aは○○さん、Bは××さんと言う感じで、すぐに当てはめれるぐらいに。

 

同時に、自分の中の天才性、秀才性、凡人性がざわついて、喧嘩するのも感じた。

「仲良くしろよお前ら」苦笑しながら自分で自分に言い聞かせた。

同時に、僕を傷つけたあの人の発言を理解した。僕の中の不器用さを受け入れた。

 

心がざわつきすぎて、少し疲れた。

ただ、今まで自分を苦しめてきたものの正体を構造化・言語化してれた著者に感謝した。

これで少しは生きやすくなったかな。

 

人の個性に優劣はなく、役割分担だと思ってる。個性をマウンティングするのではなく、役割を補完しあうこと。言葉にするのは易いが、実現は難しい。

ならばせめて、そういう個性と役割の存在を理解することから始めたい。そして自分の中のそれぞれの個性を、上手く飼い慣らしたい。

 

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

 

 

 

最初のような状況を知ってからしばらく腐っていたけど、僕の知らないところで僕のために動いてくれる人がいることを知り、感謝というか、同じことをできる人間でありたいと思った。

こういう人のおかげで、また僕は自分を信じて頑張れる。

 

 

※姉妹作も面白い 

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

 

 

 ※本稿の最初の部分は極端に表現しております。誤解が生じるといけないので念のため・・・・・

なぜ私は基本情報処理技術者試験に2回連続不合格になったか

15歳で数学を諦めて早20年。すっかり文系な私が、どういう風の吹きまわしか、IT企業で働いて6年近くになろうとしている。

不思議なもので、当初は100%くらいあったITへの苦手意識も半分くらいに下がった。

 

さて、基本情報処理技術者試験と言う試験がある。

詳細は

www.jitec.ipa.go.jp

に書いてある通りなのだが。

 

一言で言うと、

「ITでメシ食ってるなら、これくらいできて当然だよねwwww?」

という位置付けの試験である。

 

恥ずかしながら、私は2回連続不合格で、次が3回目のチャレンジである。

 

本稿では、基本情報処理技術者試験を受験予定の皆様に向けて、私の過去の失敗事例をおっぴろげにすることで、

google先生に

「基本情報処理技術者試験 初心者 合格 勉強時間」

とお伺いすると、

「○週間で合格できる!」

ひどい場合は

「○日で合格できる!」

などの情報がヒットしてしまう現代社会において、現実の厳しさをお伝えできればと思う。

 

1.私の基本情報

①文系私大卒。専願で入学。

→理系科目、すなわち数学は全然ダメ。工学、理学系なんてもってのほか。初めてΣの文字を見たとき、スティックパンの袋をとめるコレ」かと思った。

 

②IT企業に勤務6年目

→業務側から入って、現在は調査職。主にデータ分析が仕事で、SQLは少し書けます・・・

→プログラミング経験などないです・・・・

 

③今年35歳になる二児の父

→自分の時間などほぼねーよ。

 

2.基本情報処理技術者試験の過去の成績

1回目→午前合格、午後足切り(40%)→嫁の帰省地で受験というアウェイな体験をしたかったためだけ。後悔はない。

 

2回目→午前合格、午後足切り(50%)→初めて真面目に受験。アタマをフル活用するも、あえなく惨敗。

 

3.私が不合格を続ける理由

(0)勉強してないから

 

(1)一問一答式ではない

問題形式の話ではなく、センター試験のような問題文の中からキーワードを見つければ解答できるという、瞬発力で正解できる問題は少ない。

 

(2)実務経験がないとなかなか理解しがたい

必須問題である、データベース(SQL)・アルゴリズム・プログラミングなど、机上の勉強ではなかなか理解しにくい。実際にやってみて初めて腑に落ちる。理解できる。逆に言うと実際にやったほうが理解の効率が良い。

 

(3)他のIT系試験に比べて難易度が飛躍的に上がる

IT系の下位試験である、ITパスポート試験及び情報セキュリティマネジメント試験は、専門的知識はなくても、ある程度業務に携わったことがあれば回答できる。ある程度の基礎知識と文書読解力があれば、合格できてしまう。基本情報処理技術者試験は、しっかり勉強し、満遍ない理解が必要。

 

4.過去2回の私の勉強方

①スマホアプリで一問一答式問題集をひたすら解く

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※便利な時代になったもんだ

 

②Kindleの参考書を1回から2回分野を絞って流し読み

→kindleは参考書には不向き・・書き込めないので覚えにくいったらありゃしない。

文字にすると、自分でも「受かるわけないやろ!」と言う気になってきました。

 

さて、上記反省を活かして、こんなにも参考書を買ったんだけど、果たして全部読了できるのか。

 

まだピカピカな分厚い参考書たち

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良い結果が出れば、またブログ更新します。

 

ちなみに、この記事の約半分は、iPhoneの音声認識を使って下書きしました。

 

概要を掴むにはコレ 

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 平成30年度 (情報処理技術者試験)

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  • 作者: 五十嵐順子,ラーニング編集部
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アルゴリズムはコレ

 

うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2018年版 (福嶋先生の集中ゼミ)

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表計算はコレ 

改訂3版 基本情報技術者 らくらく突破 表計算 (情報処理技術者試験)

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データベースは 

スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き! (スッキリシリーズ)

スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き! (スッキリシリーズ)

 

 コレがわかりやすかったです。

 

ではでは今日はこの辺で。

「迷子のコピーライター」を読んで、自分が迷子だったときのことを思い出した。

仕事が充実している。

それ自体は良いことであると思う。

 

半面、一段上のレベルの仕事をしようと思えば、今までと違った角度からのインプットが必要であると思っていた。

 

だからというわけではないが、

lounge.dmm.com

に申し込んでみたりした。

 

特に、田中泰延 - Wikipediaという方の文章が大好きになった。

Twitterアカウント(@@hironobutnk)もフォローした。

 

ある日、田中さんのtweetを見ていると、私の職場の近辺でイベントに登壇されるという。なんでも日下慶太さんという方の出版記念イベントらしい。日下慶太さん?誰それ?早速google先生に教えを乞うと、

www.advertimes.com

や「近大ポスター」を手掛けた方だとわかった。

 

そういえば、塩谷舞さんの

kindaipicks.com

で見たことあるわ、この人。

 

最初は「田中さんに会いたい」という気持ちだけだったが、俄然日下さんにも興味が湧いてきた。ただ、イベントに参加するかは正直まだ迷っていた。

 

実は、高校時代に漠然と「言葉を扱う仕事に就きたい」と思っていたことがある。

特にコピーライターという職業には憧れた。

勝手なイメージであるが、カオスな物事の要素をひとつひとつ吟味したうえで、消費者に届けたい魅力を絞り込み、消費者に届くための「適切な表現」を「言い当てる」、という思考法・表現法・繊細さが、自分に合っているように思ったからだ。(だけど大学時代に広告代理店への就職を志望していたやつはウェイウェイと勢いがあり、私と正反対の性格で不快だったため)いつかそんな想いは無くなっていた。

 

「イベントに参加するかどうかは、実際に本を見てから決めよう!」

そう思い、近くの書店に行った。幸いにして「迷子のコピーライター」はすぐに見つかった。実際に本を見て驚いた。

分厚い!

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黄色い!

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中身を試し読みしてみた。旅の話があった。ご自身や家族の話があった。取り組まれた仕事の話があった。けど、仕事の自慢話ではなかった。「ドヤ顔」感がなかった。「キレイに見せたろ」感がなかった。UFOの話があった。UFOの話はいまいちわからなかった。いらんのちゃう?とも思った。けど全体的に好感が持てた。だからイベントに参加することにした。

 

業界関係者じゃないため、若干の緊張というか、後ろめたさを感じながらイベント会場に向かった。会場に入ると準備のためか日下さんが既に登壇されていた。どこかの民族衣装だろうか、オーガニック系といえば良いのだろうか、僕には小汚い服装に見えた。単に僕にセンスがないだけだと言い聞かせた。会場の他の聴衆の方々を見た。全体的にシュッとした人が多い印象を受けた。美人が多かった。完全にアウェイだ。帰りたくなった。

 

イベントが始まった。田中さん、遠山さんという、会社の先輩2名にイジられながら、日下さんはお話をされていた。田中さんと遠山さんが日下さんを大好きなのが伝わってきた。

 

先輩のご両名が

「なんで今日俺らを呼んでん!?」

的なことを質問された。

日下さんが

「だってこんな先輩、今どき少ないじゃないですか!」

と仰った。おこがましいけど、すごく共感してしまった。

 

私事で恐縮だが、就職して数年たった一時期、文字通り壊れてしまったことがある。

肉体的も精神的にも跡形もなく壊れてしまった。どれくらいの期間壊れていたか、正確に覚えてないし、なぜ壊れたのかもあんまり覚えてない。とにかくしんどかった。つらかった。

ツギハギだらけでなんとか社会復帰したとき、陰ながら応援してくれる人の存在を知った。茶化しながら励ましてくれる先輩がいた。田中さん・遠山さんと日下さんのやり取りを見て、当時のことを思い出した。改めて自分を気にしてくれていた人たちの存在を思い出した。少しだけ涙が出そうになった。

 

イベントは楽しかった。1500円払って参加してよかったと思った。日下さんの真面目さと愛され具合が素敵だった。広告代理店の方に偏見の目を持っていた自分を恥じた。

 

本を読んで、伊丹のポスターも手掛けられたと知った。友人の選挙の手伝いで伊丹に行った際、ポスターを見て「二番煎じだ」「パクリかよ」と思った自分を恥じた。製作者と商店主の方々が真摯に向き合って作ったポスターなんだから。

 

大嫌いだった文の里に行ってみた。

(補足:田辺駅以南の谷町線ユーザーにとって、ラッシュ時にやってくる「文の里行き」は邪魔でしかないのです。文の里という場所になんら罪はない。)

 

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ポスターがあった。

 

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ええ感じの店があった。

 

地方創生というテーマの中で

「地方の商店街がなぜシャッター通りになるか」

という課題に対して

「シャッター通り対策で、一過性のイベントをしても、商店街の経済的衰退は止めれない」

と書いてあり、その理由を知って私も納得していた。

 

地方創生大全

地方創生大全

 

 

 

ただ、イベントで遠山さんが仰っていた

「ポスター展をきっかけに、今まで『赤の他人に使われたくない』と店舗部分を貸し渋っていた店舗兼住宅の商店主さんが、店舗部分を貸し出すようになった」

というエピソードを聞いて、短期的・経済的にはまだまだかもしれないけど、長期目線で楔を打ち込むには、ポスター展のような企画はとても大事なんだな、と思った。

 

他にも、

・「通す」仕事より「作る」仕事に時間を割くべき

・自分の舞台は自分で作る

等、広告業界の人でない私にも、刺さる言葉がたくさんあった。

 

いろいろ書いたが、広告業界の人だけじゃなく、私のような一般人にも大変面白く読める本だった。買ってよかった。読んでよかった。

 

興味をお持ちになった方はぜひ! 

迷子のコピーライター

迷子のコピーライター

 

 

ではでは今日はこのへんで。

ZOZO SUITが私にもたらしたもの

噂のZOZO SUITで購入したZOZOブランドのデニムとTシャツが、想像通りよかったので備忘録をば。

 

【購入に至るまで】

学生時代は服に2万とか3万とかかけていた。社会人になってからも、無駄に高いスーツを着たりしていた。けど、いつからか服に無頓着になっていた。

 

原因はいろいろある。

 

結婚し、家族が増えたことによる私の可処分所得の低下。他に欲しいものができた。服でカッコつける必要がなくなった。あんまりスーツ以外の服を着る機会が少なかった。

などなど。

 

けど、一番決定的なのは、チビで胴長短足な私に「似合う服が限られている(というかほぼない)」という残酷な事実に気づいてしまったことだと思っている。

 

妻曰く「かっこいい人は、無地のTシャツにジーンズだけでOK。あなたはその正反対」

 

妻の言うことは間違えてない。僕の体型の特殊性は以下の4点だ

 

①無駄に発達した上半身(肩幅と胸筋が大きい)

②なぜか常に立っている乳◯

③一目でわかるくらいの短い脚

④短いくせに、太ももとふくらはぎが異常に太い



特に厄介なのは②と④である。

 

②に関して、夏の暑い時期にTシャツ1枚で過ごそうにも、タイトor薄手のTシャツだと、見事に◯首が浮き出てしまう。(場合によっては下に来たタンクトップを突き抜ける)

さらに①と③のせいで、私の体型にジャストフィットなサイズが、ブランドによってMであったりLであったりするし、運よく肩幅がジャストサイズだとしても、生地が薄いためにアポロチョコの位置が丸わかりだったりで、購入後にorz・・・・・・・となったことは、1回や2回ではない。

 

④に関しては、腹囲でパンツサイズを選ぶと、太ももとふくらはぎがパッツンパッツン。じゃあ、ということで一つ上のサイズで選ぶと、アンクルパンツが脚の短さゆえ、普通のパンツになってしまったりと散々だった。

 

特にジーンズを買う際などは、裾直しで生地が1/3近くも不要になることもしばしば。デニムメーカーさんに非常に申し訳ない気持ちになったりしてしまう。

 

上記のような数多くのトラウマ体験を経て、昔は大好きだった「服を選ぶ・買う」という時間が、苦痛で無駄な時間になってしまうのに時間はかからなかった。

そして、毎年服を買い換えていたような私が、5年前に買った服をヘビーローテーションするようになったのである。

 

そんなある日、TwitterでZOZO SUITなるものが話題になっていた。

 

近未来的なデザインや、試着したモデルのお姉さんの身体のライン丸わかり画像より「自分にジャストサイズの服」という言葉が気になった。

 

ZOZOでなら私のトラウマを克服できるかもしれない。費用もジーンズ&Tシャツなら5000円程度だ。トライする価値はある。そう判断し、早速ZOZO SUITなるものを注文したのであった。



【ZOZO SUITが届いた】

待つこと三ヵ月近く。ようやく我が家にZOZO SUITが届いた。投函通知がきた日、いてもたってもいられず、早めに仕事を切り上げて帰宅した。

帰宅すると、自宅ポストに待ち焦がれたあのデザインの袋が投函されていた。

(ZOZO SUITのデザインについては、他の方が言及されているので割愛させていただく。)

 

早速着用する。上半身の丈が短くて不安になる。妻が起きてきた。着用した姿を妻に見せる。(私の着用画像については、見苦しく公序良俗に反するので割愛する)

 

妻は「とんねるずのモジモジくんみたいwwww」と笑っていた。

 

次は計測だ。ZOZO SUITに同封されていた紙で台を作り、スマホでサイズを計測する。

 

※台↓

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正面から、斜めから、横からと、時計回りで順番に私を計測していく。計測のたび、テンションがあがる。妻は興味がなさそうにiphoneでアメトークを見ている。

一周回って計測終了。私の身体が定量的に丸裸になった。

 

↓丸裸なMy body・数値は勘弁

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妻が股下サイズを執拗に聞いてくる。私は判明したばかりの数値を伝える。妻が何かを計算している。計算が終わると楽しそうにこう言った。

「一般的に「脚が短い」と言われるのは、股下÷身長が43%以下らしいよ。あなたの場合、40%だから文句なしで短足だねw

かくして、私の短足ぶりが定量的に証明された。めでたくない。自分が一番自覚している。

私が気になるのは、乳◯がわからないTシャツが着れるのか、こんな私でもスリムフィットなデニムが着れるかだ。

 

ドキドキしながら、◯首が目立ちやすいグレーのTシャツと、憧れのスリムテーパードデニムの2点(計5,000円)を注文した。

 

※自分のサイズと平均を比較できる。無駄に発達した私の下半身・・・・

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【プライベートブランド ZOZOが私にもたらしてくれたもの】

注文から3日後、ついに私サイズのTシャツとデニムが届いた。

ドキドキしながら早速開封してみる。新しい服の匂いがする。

さっそく着用してみる。

 

※着用

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正直感動した。

胸を張らない限り、Myアポロチョコの位置がわからない。デニムもジャストサイズだ。自分の人生でスリムサイズのデニムを着ることができる日が来るとは思わなかった。

しかもこれで5000円なのだ。

 

ZOZOについて賛否両論はあると思う。

ただ、私みたいな特殊体型のために長年悩まされていた人間にとって、「服選びが面倒でなくなる」というメリットは非常に嬉しいものだ。

 

また、ZOZOブランド以外のブランドを選ぶ際にも、ZOZO SUITの計測結果で絞り込むことができるので、いままでみたいにウジウジ悩む必要がなくなった。

 

※他のブランドでもジャストサイズを選べる。

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クールビスが終わったら、ZOZOブランドのスーツも注文してみようと思う。デニムと同様に長年私が悩まされてきた服(しかも必需品)だから。



【まとめ】

ここまで、狂信的な信者のようにZOZOを褒めちぎってきたが、正直、普通の体型でユニクロや無印良品で事足りてるって人に対してZOZO SUITの計測機能がどこまで有効かはわからない。

 

ただ、何度も言うように、特殊体型の人にとって「服選びにかかる時間の短縮と、サイズが合わない服を購入するリスクを軽減できる」という点は非常にメリットを感じることができた。

 

今はまだラインナップは少ないけれど、今後のZOZOの展開には期待せざるを得ないというのが、胴長短足・特殊体型な人間の1人としての偽らざる本音ではある。

 

ではでは今日はこの辺で。

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