文系人間がデータサイエンティストを目指すブログ

中学で数学をあきらめた超文系人間が、大学院に進学し、データサイエンティストを目指すという無謀なブログです。

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良い会社に就職するための4つの質問

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3月から就職活動が解禁になり、 
会社説明会や選考会が始まった方々も多いのではないでしょうか? 

そのなかでも、「良い会社に入りたい!」と思うのは人間の性です。 
では、ここで良い会社に入るために重要な、4つの問いを用意しました。 
これに答えることができれば、あなたの就活は大成功間違いなしです。 

では、さっそく見ていきましょう。 

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問1:身だしなみに気を付けていますか? 
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企業の採用担当者は、 
忙しいなか、わざわざあなたのために時間を作ってくれています。 
そこまでしていただいている企業様に不快な思いをさせては絶対にいけません。 
学生という甘えも許されません。 
髪の色が茶色くないですか? 
きちんと黒に染め直しましたか? 
スーツの色は黒ですか? 
紺やストライプのスーツなど着て、それが個性と勘違いしていませんか? 
企業に入社するとは、集団生活をするのと一緒です。 
みんなと同じようにすること、すなわち協調性がなによりも大事です。 



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問2:言葉遣いは正しいですか? 
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上記と同様に、 
面接でつい学生言葉を使ってしまったりしていませんか? 
敬語はたどたどしくありませんか? 
今は学生ですが、社会人の仲間入りをしようとしているにも関わらず、 
学生気分が抜け切れていないのは困りますよね。 



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問3:名刺は作りましたか? 
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ライバルに差をつける意味でも、必ず大学名・氏名はもちろんのこと、 
自己PRを記入した名刺を作りましょう。 
企業の採用担当者の印象に残ること間違いなし! 



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問4:志望企業の財務データは調べましたか? 
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入社しようとしている企業の最低限の事を知らないなんて、マナー違反も甚だしいです。 
最低限の財務データ、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などを読み込み、 
その会社の情報は丸暗記するつもりでいきましょう。 
ちなみに財務に強いこともPRできて、一石二鳥です。 


と、ここまで書いて違和感を感じてくれた方は大正解です。 

はっきり言って、 
上記のような小手先のテクニックで入社できるほど、 
企業の人事担当は甘くありません。 


というわけで、そろそろ本題に入りましょう。 

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問1:「良い会社」ってどんな会社ですか? 

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この質問に対する回答は、いろいろ出てくると思います。 

・給料が高い 
・安定している 
・ワークライフバランスを推進している 
・福利厚生が充実している 
etc 

反対に、「悪い会社」っていうとどんな会社を連想しますか? 

・長時間労働 
・給料が安い 
・離職率が高い 
etc 


図解すると、以下のようになります。 

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つぎに、問2です 

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問2:あなたにとって「良い会社」とはなんですか? 

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「え?」と思われた方、 
先ほど挙げたじゃないか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。 

問1と問2が一致している方はこのブログを読んでいただかなくても大丈夫です 笑 
(けど、せっかくだから最後まで読んでください 笑) 

先ほど私が例として挙げたのは、 
あくまでも、 
「世間で言われている良い会社・悪い会社」 
のイメージにしか過ぎません。 

図解 

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問2を言い換えると、 
「あなたが仕事をするにあたって、重視すること、重視しないことはなんですか?」 
になるかと思います。 

そして、この質問が最も人によってバラツキが出て、アタマを使うところだと思います。 


Aさんは、 
「趣味に生きる人生をおくりたい。仕事はお金を得るための手段でしかない」 
という考えだとしたら、 

重視することは、 
「仕事が必ず定時で終わること」 
「年間休日数が多い事」 
になるだろうし、 

軽視することは、 
「やりがい」 
「仕事内容」 
になるでしょう。 


反対に、 
「世間で通用するスキルを身に着けたい。そのためには多少の犠牲も厭わない」 
というBさんがいれば、 

「仕事内容」 
「成長できる環境か」 
が重視することになるだろうし、 

逆に 
「労働時間」 
などは、どうでもいいでしょう。 


つまりは先ほどの図に、 
「自分軸」を付け加える作業が重要になります。 


図解 

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さらに問3です。 

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問3:世間でいう「良い会社」は「誰にとって」良い会社ですか? 

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世の中には「良い会社ランキング」なるものがあふれています。 
そのランキング上位の会社が「良い会社」でしょうか? 

話をあえて横道にそらすと、 
前提として、会社経営者と従業員は、究極的には利益相反の関係にあります。 

会社経営者は究極的には 
「出来るだけ安いコストで最大限の成果を上げる従業員」を求めています。 

反対に、従業員は究極的に 
「出来るだけ働かずに、高い給料を払う会社」を求めています。 

だからこそ、両者をつなぎ、同じ方向に進むための、 
目標や理念とかが必要になってくるのです。 


横道にそれましたが、 
世間でいう「良い会社」とは、あくまで「従業員目線」の「良い会社」の場合が多いです。 
問1で私が挙げた良い会社のイメージも、もちろん従業員目線です。 

まれに「投資家」にとって「良い会社ランキング」などがあります。 
「投資家にとって良い会社」=「従業員にとって良い会社」 
ではないというのは、言うまでもない事です。 

世の中には「会社ランキング」があふれています。 
肝心なのは、「ランキング上位の会社に就職する」ことではなく、 
「誰にとってのランキングなのか?」と 
「採点の構成要素はなにか?」をきちんと調査したうえで、 
それが、自分が重視している項目と一致しているか? 
を確認することです。 

ここまで読んでいただいた方はご理解いただけたかと思いますが、 
今までは「自分軸」のお話をさせていただきました。 




次の問いからは、「会社」に焦点を当てて、お話しさせていただきたいと思います。 

では問4です。 


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問4:会社のその姿は「本物」ですか? 

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会社概要のHPを見れば、事業内容などの「定量的」な情報に触れることはできますが、 
「社風」などの「定性的」なものについては、わからないのがほとんどです。 
もちろん、企業理念や先輩社員紹介などで情報を提供している会社は多いです。 
でもすべての会社が企業理念を具現化できているかというと、 
もちろんそうではありません。 

では、実際の生身の会社というものに触れるためには、どうしたらよいのでしょうか? 


私見ですが、 
1つは実際に社員と接すること、 
2つめは実際にその会社のアウトプットに、ユーザとして接することです。 

1つめについて、 
くれぐれも就活フェスや、会社主催の説明会や、リクルーターに会って、 
その会社の事を理解した思わない方が良いです。 

そういった所に出てくる社員というのは、 
「学生から見て、見栄えのいい社員」です。 
そして当然ながら 
「学生受けするようなこと」 
を話します。 

あくまでそういう場において、 
学生は「顧客」なわけですから。 
「顧客に良く思われよう」 
とするのは、企業として当たり前です。 

では、そういった会社主催の説明会が無意味かというと、 
決してそうではありません。 

当然、そういうイベントでは、来てほしい人材に響くように設計をしているので、 
このイベントの「ターゲット像」はどんな人物か? 
ということを考えると、 
その会社の考えが見えてくるでしょう。 


会社主催のイベント以外で、その会社の人と出会う方法は大きく分けて3つあります。 

1つは言わずとしれたOB訪問です。 
ただ、会社にOBを紹介してもらうのではなく、 
こちらがイニシアチブを取れるようなネットワークを駆使すべきです。 
たとえば、大学のゼミの先輩や友人、親兄弟のネットワークを駆使して、 
「採用活動」と関係がない社員と会うと、生身の声が聴けます。 

2つめはその会社の社員が集うコミニティに飛び込むことです。 
私は、自分の就職活動をする際に、 
その企業の本社の前で半日間人間観察をしたり、 
昼休みには周辺の定食屋、夜は居酒屋で、 
その会社の社員と思しき方々の話を盗み聞きしたりしていました。 
今思えば、完全に悪趣味で、ストーカー気質ですが 笑 

3つ目はネットの世界を活用することです。 
ブログやSNS、ツイッターはよりリアルな個人の姿を表します。 
検索方法は。。。。自分で考えてみてください 笑 



次に、2つめの 
「実際にその会社のアウトプットに、ユーザとして接する」 
について、 

一番手っ取り早いのは、 
その会社が提供している商品やサービスのユーザーになることです。 

その会社のアウトプットを、消費者として体感することによって、 
理念と行動が一致しているか? 
を判断できると思います。 

そうやって、 
「学生」として企業と接するのではなくて、 
1人の人間として企業と接することで、 
「その企業が大事にしている」 
ことが、おぼろげながら見えてくるかと思います。 

そして、 
「自分にとって重要なこと」と「企業にとって重要なこと」が、 
重なっている象限の会社に入社することが、 
「良い就職活動」というのではないか、と個人的に思います。 

図解 
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※Aの象限だといいなぁ。。。




決して、 
「就職偏差値」 
みたいな、あいまいな基準にあてがうのではなくてね。 


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このエントリで伝えたかったことは、 
「会社の欲しい人材になる≒自分を偽って会社に合わせる」のではなく、
「自分基準に合う会社を探す」 
ほうが、結果的に良い就職活動になるのではないか? 
という僕の考えです。 

図解

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ちなみに自分基準も3年~5年で変わることも考慮しなければいけません。 
つまり、定年まで同じ価値観でいることは、稀だということです。 

え?自分基準だと、良い会社がない? 
それは・・・・・自己責任としか言いようがありません。。。。 

というのは冗談ですが、 
そういった方にも選択肢はいくらでも残されていますよ、 
ということだけは記しておきます。 


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さて、最後におまけの質問です。 


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問:一生遊んで暮らせる財産があったとしたら、あなたは就職活動をしますか? 
問:働かなくて済むとすれば、あなたは人生を何に使いますか? 


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この問いにきちんと答えられることが、 
もしかしたら就職活動、いや人生において最も大事なことかな、と思ったり。。。。 


今日も長々とした文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。 
いつもの独りよがりな大放言です。あまり真面目にとらないでくださいね。

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